2023年7月14日から公開された、ドラマ「君たちはどう生きるか」。
プロモーションや試写会なし、宮崎駿氏の10年ぶりの作品ということもあり、公開前から話題になっていました。
しかし、いざ公開されてみると、「つまらない」「意味が分からなかった」という感想も多かったようです。
今回は『君たちはどう生きるか』がつまらないと言われる理由を調査しました!
『君たちはどう生きるか』がつまらないと言われる理由を調べてみると7つの理由が見えてきました。
1つずつ紹介していきたいと思います。
内容が難しかったという意見がかなり多数ありました。
・昨日の夜は、君たちはどう生きるか 観てきた。思ってた以上に難しかったな。
ーTwitter
・パンフレットが出たらまた見に行ってもいいかも。自分は一回見ただけじゃ良くわからんかった。
・何もかも意味が分からないストーリーだった。 話の流れが繋がらないけど、結果だけが目の前に現れてきます。 このような難解な映画をつくる監督だったでしょうか。
ーhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b34e144ca8b14e44ea2ea58eb0b1a072d8581b3a/comments?page=2
・深く何かが働きかけてくるのを感じますが、それが何なのかわかりません。
・補足情報がないと、一つ一つの描写の意味を理解するのは初見ではかなり難しいだろうな・・・という印象です。
・序盤はなんとか理解しようと頑張ったものの、お話がファンタジーに移行するに従って次々と不可解な表現が積み重なっていき、疑問符で頭が一杯になったまま終劇。
宮崎駿監督自身も、公開前のインタビューで
「おそらく、訳が分からなかったことでしょう。私自身、訳が分からないところがありました」
と語っていた今回の作品。
見ている人も、内容が難しく、意図がよくわからなかったという人がかなり多かったようです。
何回か見ると、作品の意図もわかってくる可能性もありそうですね。
「インコの意味がわからない」という声がありました。
・なぜに今回はインコ出現かわからないです。
ーhttps://tv.yahoo.co.jp/review/805176
・すごいこの鳥のビジュアルみるけど、そもそもこの鳥はなんなん???という感想しか出てこないんだよな
・インコ怖い
君たちはどう生きるかのポスターには、インコが大きく描かれています。
しかし、なぜインコ?とインコである理由に疑問を持っている人が多かったです。
1度見たらなかなか忘れられないインパクトのあるインコの絵ですよね。
「話の展開が早すぎる」という意見がありました。
・話のテンポが凄まじく早く、ポップコーンなんか食べて観てたらあっという間に展開スピードに振り落とされる、そんな映画です。
ーhttps://tv.yahoo.co.jp/review/805176
・鑑賞者を置いてきぼりにするストーリー展開
途中から話の展開が早くなり、一瞬たりとも見逃せない内容になっているようです。
それだけ惹きつけられるのかもしれませんが、少ししんどさを感じる人もいるのかもしれません。
キャスティングが合っていないという意見がありました。
・声優キャスティングについては違和感あり。ステークスホルダー的な観点もありそうせざるを得なかったのかな?って感じました。(イメージと違う場合”やり直して!”って言い辛い俳優さんばかりですね)
ーhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b34e144ca8b14e44ea2ea58eb0b1a072d8581b3a/comments?page=10
・いつも思うが、著名人の声優キャスト必要か?
・声優木村拓哉さんの時点で見る気が失せた。 ハウルも彼でなければ良かった。
・ 倍賞千恵子さんも少し違った。
・声優が俳優だらけなのが気に食わない。 ちゃんとした演技の声のアニメが見たいのに。
・内容はともかく、個人的にはメインキャストがプロの声優でなく有名な人気俳優ばかりなので興味が半減した。
今回は、
・山時聡真さん
・菅田将暉さん
・柴咲コウさん
・あいみょんさん
・木村佳乃さん
・木村拓哉さん
・小林薫さん
・大竹しのぶさん
など、有名な俳優の方が声優として参加していました。
ファンの人は見てみたいとなるかもしれませんが、やはりプロの声優さんの声を聞きたかった!という人もいたようです。
俳優が声優として参加するのは、話題性にはなりますよね。
映画の中に、気持ち悪いシーンがあったということも話題になっていました。
・内臓ドバッと出たり全身カエルまみれになったりブサイクな無数のインコ達に糞まみれにされたりと気持ち悪いシーンは満載。
ーhttps://tv.yahoo.co.jp/review/805176
・君たちはどう生きるか、どうしてグロとホラー要素が多かったんだろう。もはや作者の意図などわからんがファンタジーの裏面、グロテスクで不気味で筋のない悪夢を宮崎駿は意図的に露呈したかってことなんだろか。
・ポニョや千尋でほのかにみえた不気味さを露骨に描いていた。ーTwitter
・とにかく生き物が気持ち悪い
・鳥は死者の魂を運ぶもの。としても鳥が不気味。
ーhttps://eiga.com/movie/98573/review/
・最初、青鷺も怖かったし、塔の世界で登場する鳥たちが割とホラーでグロデスク。
・ペリカンの群れと荒野に立った金色の扉とか、天に昇っていくフワフワした生命体とか、人語を喋る巨大なインコとか。変におどろおどろしかったりものものしかったりしないあたりが逆に気持ち悪い。
映画に出てくるアオサギやカエル、インコなど、ジブリらしからぬ気持ち悪いシーンが今回は多かったという声も聞かれました。
気持ち悪いシーンが苦手な人にとってみると、見にくい映画かもしれませんね。
今回の作品は、「オマージュ感を感じた」という意見もありました。
・画面からところどころ漂う「既視感」がひっかかった
ーhttps://eiga.com/movie/98573/review/all/4/
・これはシンエヴァ?いや、こっちは〇〇、これは〇〇のオマージュ?
・大筋の話の流れは主人公が異世界に迷い込み、成長して元の世界に戻るという形で千と千尋と大枠は同じである。
・これまでの作品のオマージュを感じたなぁ。
・見ていると既視感がある、そんなセリフがある。あれ、それって……過去ジブリを探せというのがこの作品の裏テーマなのではと感じた
見た人の中には、これまでのジブリや、他の作品で見たことあるような既視感を持ったという人がいました。
それが面白いと言う人もいたようですが、逆に色々なものを取り込みすぎてわけがわからなかったという感想を持つ人もいたようです。
出てくる登場人物や作品に、感情移入できないという人がいました。
・共感できない、感情移入できない、難しい、と思うのはなんでだろ
ーhttps://tv.yahoo.co.jp/review/805176
・その場の状況や人物の心情、関係性の移り変わりなど、普通はさりげなく人物やナレーションが説明してくれるのだけど、この作品はそれが少ない。
・1番いけないのが、主人公の眞人の成長が見えない。
表情が最初から最後まで変わらない。
….主人公を男の子にしたのも良くないんじゃないか。感情が見えない。
・それ以降、眞人がどんな少年なのか全く掴めませんでした。
・主人公以外の登場人物の背景や目的が不明すぎて感情移入できない。
・眞人の心理にこちらの理解がついていけないというか、えっそこ新しい母親でいいの?とか、心理含め理由がわからないことが多くて、難解だなと。
特に、主人公眞人の心理に共感や感情移入できないと言った声が多く見られました。
映画を見ていると、主人公に感情移入したり、出てくる人物の気持ちを想像し共感することで、さらにストーリーに引き込まれたり、作品自体が面白くなりますよね。
しかし今回の作品では、それが難しかったのかもしれません。
一方で、君たちはの映画が面白いという意見もありました。
批判的な意見ばかりではなく、面白い、さすが宮崎駿監督!といった意見もありました。
また、1回では理解できないので、もう1回見る、という人も。
見ている人の感性や、経験、解釈の仕方によっては、感想は無限にあるのかもしれません。